天啓

ストウブの独り言を聞く

炬燵の中にどろり

脳髄に埋め込まれた火種に熱を喰われて

寒気

戯れに抉ってみた頭皮から赤を見つけて

訳知り顔を前後に振ってみる

キイの高い咳払いが聞こえたので

目玉を上に転がしてみると

蛍光灯に腰掛けた天使

崇高にして大仰に聖なる御指をさし給う

…ゴミ箱じゃないか

何やら可笑しくて、角砂糖をぽいと投げ入れた

青と檸檬

入透のブログ型詩集です。

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