2019.07.02 12:09瘢痕胎の底には花が咲いていた、と、思うしろい壁が打擲の音に染まり陶器は恟々と取り澄ましている顔はない顔はない汚れた膝の間の世界だけを受け入れて五指は宙に浮く臓器が圧縮されて便器に吐き出される奥歯に溜まったトマトソースを舐める顔はない顔はない犬が犬が吠える脳の奥で五感が白熱する「しあわせになるの!しあわせになるのよ、わたし!」歓声は全ての昨日を無視した膿み腐った明日が庭に落ちた芽は、一斉にこちらを向いて顔は顔は顔は顔は犬を跳ねた車が走り去った青と檸檬入透のブログ型詩集です。フォロー2019.07.05 12:16ある夜2019.06.30 14:38雨乞い0コメント1000 / 1000投稿
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